About

  • ご挨拶
  • 営業スタイル
  • 採用情報

ご挨拶

photo by yoneo kawabe 『marisol』2010年1月号より私「来栖けい」は、2009年10月16日に若手シェフの育成と料理業界のさらなる向上を目標にしたレストラン「エキュレ」をオープンさせました。場所は西麻布。私自身も大好きで通っていた「メゾン・ド・ウメモト 上海」の跡地です。

本来、食べ手である私がレストランを経営することはNG。自分でもそこだけは避けたいと思っていました。しかし、今の料理業界をさらに盛り上げていくためには、今はまだ台頭していない若手シェフの力が非常に大きなものとなります。今はまだひとつ上の世代の料理人たちが中心で活躍していますが、いずれは今どこかのスーシェフとして働いている者や、料理学校に通っている者が料理界全体を牽引していかなければならないのです。悪い言い方をすれば、いつまでも上の世代の料理人に現役でいてもらってはならない。下(若手)からの圧力があってこそ、料理界全体のレヴェルが向上するものだと私は思うのです。

しかし、単に料理業界を向上させると言っても、要となる若手のシェフたちが自身のお店を構えるまでには、相当な時間と資金を要します。出資者をみつけだすにしても、スーシェフやセクションシェフとして働いている間は、あくまでも料理長のサポート役。脚光を浴びることありません。一番上のシェフになってはじめて脚光を浴び、実際に営業していく中で試行錯誤を繰り返しながら成長していくのです。

では、仮に独立する前に脚光を浴びられる場所があったらどうでしょう? 私は作り手ではなく食べ手ですが、「料理界を盛り上げていく」といったことに関しては、作り手も食べ手も関係ありませんよね。私は、「エキュレ」オープン直前の2009年9月26日で30歳になったのですが、これを機に若手シェフが独立前に思いっきり腕をふるえる場所を提供したいと考えたのです。しかも、単に提供するだけではなく、コミュニケーションを大事にしたい。本来レストラン側の人間は、皆作り手です。日々の営業の中で、そこに食べ手の意見がはいることはありません。しかし、基本的には作り手と食べ手の目線は違います。作り手にしかわからないこともあれば、食べ手にしかわからないこともある。私がこのお店の内部にいるからこそ可能な「作り手と食べ手のやりとり」を大切にしたいと思っています。

カトラリー、食器等について

photo by yoneo kawabe 『marisol』2010年1月号よりお店をオープンするにあたって、当然揃えなければならないものはたくさんあるわけですが、とりわけ私はカトラリーに強い思い入れがあるので、ここには必要以上に費用をかけました。購入したのは4ブランド。前菜やデセールなど、一番多く使うものが「Villeroy & Boch」の「エラ」というシリーズ。ここのスタンダードなタイプは何軒か使用しているお店もありますが、ゴールドのワンポイントが入った「エラ」は、未だに見かけたことがありません。魚介用に用意したのが、もう日本では購入することができないイタリアの「BERTI」。非常に持ちやすい&切りやすい独特の形状で、柄の部分は水牛の角を使用したものなど数種があります。本来は肉用ですが、私の店では前菜や魚料理に使用しています。肉用には「Michel BRAS」をセレクトしました。正確には、ミシェル・ブラスがデザインしたものを貝印が制作しているのですが、もはやカトラリーとは言い難い切れ味。切れすぎてある意味危険です。しかし、肉を切るのにこれ以上のものはないと断言できます。この他に、何用とは決めていませんが、フランス「Claude Dozorme」のナイフも用意しました。少なくとも日本で使用しているお店はないと思われるものばかりです。ちなみに、食器類は主に「スガハラガラス」、スタッフの制服は私が好きな「アニエスベー」ですべて揃えました。特注のものを含め、これ以外にも様々なアイテムを吟味しましたので、どうぞご期待くださいませ。

ワインについて

フランスワインを中心に、リーズナブルなものから手に入れることが極めて困難なものまで、幅広くご用意しております(グラスワインは1200円~、ボトルワインは6000円~)。グラスで1杯だけでも、ボトルでも、または料理ごとに最適なものを少しずつご用意することも可能です。グラスの場合、最近では半分の量でもOKなお店が増えてきましたが、「エキュレ」ではハーフはもちろん、それ以下でも喜んでお注ぎします(もちろんお値段も注いだ分だけです)。このようなことばかりやっているとロスがでて仕方ないのですが、仮に4名さまでご来店された場合、3名さまは料理ごとにひと通り飲めるけれども、おひとりさまは少ししか飲めないという状況が多々あります。そうすると、おひとりさまだけ数種類のワインをパスしなければならなかったり、残したくはないけれども残さざるを得なくなってしまいます。しかし、その量がいかようにでも調整できれば、ほんのひとくちずつでも、他の3名さまと同じものを楽しむことができるというわけです。お客さまがお飲みになりたいものを、お飲みになりたいだけお楽しみください。

~ワインリスト(一部抜粋)~
Champagne
S.A.
Napoléon Tradition Brut
9,000
S.A.
Pierre Montcuit
9,000
S.A.
Henri Giraud Code Noir
25,000
S.A.
Jacques Selosses Exuise
26,000
S.A.
Krug Grande Cuvée
30,000
2000
Egly-Ouriet G.C.
26,000
2000
Dom Pérignon
28,000
1997
Bollinger R.D.
40,000
etc...
Vin Blancs
2008
Pouilly Fume Pursang
Didier Daguneau
21,000
2008
Pouilly Fume Asteroide
Didier Daguneau
240,000
2007
Sancerre Longue Fins
A.Nouve
6,000
2005
Mâcon Chantre V.V.
Valette
9,000
2005
Pouilly Fume Asteroide
Didier Daguneau
200,000
2004
Blanc Fume de Pouilly
Didier Daguneau
19,000
1996
Corton Charlemagne
Bouchard Père & Fils
28,000
1993
Pouilly Fume Pursang
Didier Daguneau
50,000
1992
Meursault-Genevriéres
Comtes Lafon
120,000
etc...
   
Vin Rouges ~Bourgogne~
2007
Fixin
Jean Tardy & Fils
10,000
2006
Richebourg
Méo-Camuzet
100,000
1998
Richebourg
D.R.C.
190,000
1992
La Tâche
D.R.C.
220,000
1992
Grands Échezeaux
D.R.C.
160,000
1988
Vosne Romanée Cros-Parantoux
Henri Jayer
1,150,000
1983
Échezeaux
Henri Jayer
880,000
1979
Nuis St Georges Les Perriéres
Robert Chevillon
100,000
1969
Chambolle-Musigny 1er cru
Grivelet
160,000
1969
Chassagne Montrachet
Claude Ramonet
190,000
1969
Romanée-St-Vivant
D.R.C.
540,000
etc...
   
Vin Rouges ~Bordeaux~
1990
Château Le Pin
Pomerol
800,000
1981
Château Haut Brion
Graves
70,000
1979
Ausone
Saint-Émillion
80,000
1979
Château Cheval Blanc
Saint-Émillion
200,000
1979
Château Le Pin
Pomerol
1,000,000
1978
Château La Mission Haut Brion
Graves
130,000
1962
Château Petrus
Pomerol
880,000
1961
Château Montrose
Saint-Estèphe
190,000
1961
Château Margaux
Margaux
400,000
1961
Château Cheval Blanc
Saint-Émillion
560,000
1959
Château Mouton Rothschild
Pauillac
580,000
1959
Château Lafite Rothschild
Pauillac
1,260,000
1947
Château Latour
Pauillac
660,000
1947
Château Cheval Blanc
Saint-Émillion
4,000,000
etc...
   
Vin Rouges ~Italie~
1967
Amarone
Bertani
80,000
1964
Amarone
Bertani
90,000
1959
Amarone
Bertani
110,000
etc...
   
Sauternes
1980
Château d’yquem
Sauternes
140,000
etc...
   
Liqueur
S.A.
Liqueur de Cassis de Mouton Rothschild
140,000
etc...
   


店名の「écurer」は、本来「鍋を磨く」の意。独立前の1年半、ここで存分に腕を磨いてほしいとの思いでこの名前にしました(シェフやジャンルが替わっても、店名はずっと「écurer」のままです)。

若いチームですが、スタッフ共々精一杯がんばっていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

皆さまのご来店を心よりお待ちしています。

来栖けい プロフィール

職業=美食の王様。
1979年9月26日生まれ。これまでに1万軒以上のお店を食べ歩き、取材を一切しない独自のスタイルを貫く。
2004年末に著した『美食の王様 究極の167店 珠玉の180皿』(筑摩書房)でグルメ界に衝撃を与え、現在は『MISS』での連載や、『オールアバウト』の「美食」ガイドを務めるなど、数多くのメディアで活躍。
主な著書は、その年のベスト200皿&全国版の星リストを掲載した『美食の王様 ベスト200皿』(筑摩書房)。2010年3月には、料理研究家・ビューティーレシピストの松見早枝子氏との食ユニット「ドゥーブル ベー ラボ」を結成。
» 美食の王様 来栖けい オフィシャルサイト
» ドゥーブル ベー ラボ オフィシャルサイト
» メールマガジン「美食の王様 来栖けい “くぅ喰う日記 ~limitation~”」

écurerでチャレンジしたいシェフの方はこちらからご応募ください。料理のジャンルは問いません。